論理と情緒と情熱と。

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東芝のESを解説してみる

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東芝が新しい技術を開発したみたい。

SSDに匹敵する性能を指先サイズのパッケージで実現することができるようになる
東芝、SSD並みの性能を実現する組み込みNANDメモリ用コントローラ開発:メモリ/ストレージ技術 - EE Times Japan

メモリの高速化はどんどん加速していっているわけですが、一方でそういうハードの分野は日本の大企業がやるべきことなのかなあとも思います。
今までと一線を画す新技術ならば非常に価値のあることだとは思いますが、従来の延長上にあるものならば、いずれ人件費の安い新興国企業に追いつかれてしまうのではないかなあという懸念が。

ソニーがVAIOを売却した今、dynabookも正直時間の問題だとは思いますが、白物家電が強い東芝はその分野で生き残ることができるのでしょうか。

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2012年度通期有価証券報告書より

インフラ系が一番手堅いんですね。それはそれでやはり手堅い戦略といえるでしょう。家電の貢献度はそこまででした笑

さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

東芝14卒ES<事務系>

  • 「私の変革」(300字以内)【あなたが情熱を込めて精一杯努力し、自身もしくは環境の変革に取り組み、成果を上げたことについて/目標の困難度、達成のための課題と解決方法を盛り込んで下さい。】
  • 「私が誇れること」(300字以内)【これだけは他者に負けない、自分自身の誇れる事柄について記入して下さい。(極力客観的な事実や、実際の体験を盛り込んで下さい)】

基本的には両方とも「学生時代にがんばったこと=自己PR」です。前者のほうがエピソードの実績のすごさを、後者のほうが貴方自身の資質やあなたがどういう人間かということに重きをおいているといえるでしょう。
一つ目の設問についてはこちらが参考になります。

面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。

そして2つ目はこちらが参考になるでしょう。

[自己分析のヒント]過去の経験がその人の人格形成に寄与する部分について - 論理と情緒と情熱と。

2つ目については、大学時代のエピソードでなくても構わないので、今のあなたを形成するのに最も大きな役割を果たした経験を書くとよいでしょう。

  • 「東芝でやりたい事と東芝への提言」(500字以内)【あなたが現在描いているキャリアビジョンや志望理由、東芝で希望する職種や事業分野などについて記入して下さい。また東芝が今後グローバルトップの複合電気メーカーとなるために、どのように事業展開すべきかについて提言して下さい。】

この設問は実は2つの設問を一つにしたようなもので、志望動機と、東芝の事業戦略の2つを書くことを求めています。
志望動機についてはこちらが参考になるでしょう。

面接ES全てにつながる本質的な志望動機の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします - 論理と情緒と情熱と。

事業戦略は難しいですが、グローバルトップってたぶん、売上規模トップですよね。そう定義したら簡単ですし。
まーやっぱり今それなりの事業規模で、これから自然エネルギーも来るし、社会インフラ事業を海外に拡大していくというのが硬いのではないでしょうか(原発とかも含めて)。
あとは日本市場のことを考えるなら、少子高齢化ですからヘルスケア事業は伸びますよね。

そういえば経営方針がかかれた資料がありました。参考にしてください。
http://www.toshiba.co.jp/about/ir/jp/pr/pdf/tpr20130807.pdf