論理と情緒と情熱と。

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JETRO(日本貿易振興機構)のESを解説してみる

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http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201403/0006749850.shtml

兵庫県がジェトロと組んで「農畜水産物や加工食品の輸出を促進するネットワークをつくる」そうです。こういう輸出入などの貿易に携われることがジェトロで働くことの魅力ですが、やはり地方自治体や中小企業が中心になっているですね。そりゃ大企業だったらある程度自前のネットワークもあるし、資金もあるのでコンサルや商社を使えるでしょうし(企業の海外進出支援という業務は総合商社と競合してますよね)。
それにしてもこのプロジェクトの予算が60万円ってすげーな…ジェトロ側からいくら出すのか知りませんが、これって何かできるの?ってレベルの金額だし、この額でよく報道されるもんだ…

民間企業の海外進出の援助がメインなんでしょうけど、そういうのって民間企業でもある程度自前で用意出来たり、コンサルや商社、海運、倉庫といった企業も成熟してきています。なので大企業はあまり使わないんでしょうし、企業の海外進出は加速して、そのノウハウも民間に貯まるでしょうから、この組織はこれから拡大はしないんだろうなあ、と思ってしまいます。調査業務は価値のあることだと思いますけどね。

TPPは追い風にはなるのかな。

さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

JETRO15卒ES

  • JETROのどのような業務に携わりたいですか。それは何故ですか。(300字以内)

業務としてはここを見る限りは「中小企業を中心とする日本企業の海外展開支援」「対日投資の促進」「調査・研究を通じた日本経済への貢献」に大きくわかれるのでしょう。自分のどういう適性があるから、この業務に携わりたくて、そしてその適性があることはこういう経験から証明できる、という構成で書くとよいでしょう。

  • JETROで活かせるあなたの強み、適性を、自身の経験を踏まえて教えて下さい。(300字以内)

ジェトロというか、仕事において、というふうに考えるとよいでしょう。基本的には「自己PR=学生時代にがんばったこと」です。私はこういう強みが生かせます、そしてその強みはこういうエピソードから証明されます、と書いて、そのエピソードが「学生時代にがんばったこと」であるだけなのですから。
強みとしては、向上心とか、タフネスとか、やり遂げる意志とか、責任感とか、協調性とか、周りを巻き込むリーダーシップとか、チームのモチベーションを上げるとか、そういうことを書いておけばいいのでは。
エピソードの詳しい書き方はこちら。

面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。

  • 10年後、どのような社会人になりたいですか。(300字以内)

あなたの価値観や将来のビジョンを知りたいのですね。「社会にどういう価値を与えていきたいか」「チームで働く際にそのチームでどういう役割を果たせる人間になりたいか」ということを書くとよいでしょう

  • 関心のある国・地域(字数指定なし)

たぶん、今ホットなアジアとかアフリカを書くのが正解なんでしょうけど、まあ、好きなところ書けばいいんじゃないですかね。