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志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします

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ベンチャー企業や外資系企業に行きたい人に典型的なのが、志望理由の一つが「成長したい」ということ。これを言う人は本当に多いです。

僕は面接でスクリーニングをすることもあるのですが、選考のための面接でこういう学生がいたら、面接序盤で「この学生はたぶん落とすんだろうな」というあたりをつけて面接を行います。

成長したい理由

そういう就活生に「なんで成長したいの?」と聞くと、ここで何割かはもう答えられません。成長すること=いいこと、という前提を暗黙のうちに仮定してしまっていてそこで思考停止しているのです。

答えられる学生もいます。「起業したいから」とか「転職市場での価値を高めたい」とか。こういう考えを持っていること自体は素晴らしいことだと思います。これからの時代はこういう考えがより必要になっていくでしょう。

ここからさらに、「なんで起業したいの?」と突っ込んでも、答えを用意できている人はそれなりにいます。ここで答えられないくらいなら起業したいとか言っちゃダメです。
ふむふむ、将来的に起業したいからそのための経験をこの会社で積みたいんですね。そういう回答がだいたい一般的です。

そもそも成長するって?

でもまだまだ深掘りできます。
そもそも、「成長するってどういうこと?」とか、「成長して起業するための経験がウチの会社で得られるの?得られるんだったらそれってどんなもの?」とか。
ここまでくるとほとんどの就活生は答えることができません。成長したい、と言っておきながら、それが具体的にどういういことを意味するかを理解していないのです。

なんとなく「成長」という言葉を使ってしまう。それはこういう言葉が、具体性を持たないキラキラワードで、表面的に理解している分にはとても聞き触りのいい言葉だからです。

でも、「成長」が本当は何を意味しているかを知っていると、この言葉は幼稚に聞こえてしまいます。例えば、大学受験のことを考えてみてください。大学受験における「成長」とは、成績が上がることでしょう。しかしただ望んでいれば勝手に成績が上がるわけではありません。偏差値10挙げるのにどれだけの勉強量が必要かは、そしてそれがどれだけ大変で負荷を伴うものかは受験を経験した人ならわかるでしょう。

そうです、「成長」とは痛みや負荷を伴うものなのです。成長するには本当は苦労をしなければならないのに、その具体的意味もわかっていないとなると、「仕事に置ける成長」の大変さを知っている社会人から見て、幼稚で未熟な考えが浅はかな人間に映るのです。そういう人間を一緒に働く人間として採用したいかと言えば、もちろんノーでしょう。
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成長の定義

「成長」の定義とは、「自分の将来なりたい姿ややりたいことに対して近づくこと」です。本来「成長」とはこう定義されるべきだと思うのです。この場合、自分が将来何をしたいかということやビジョンが定まっていなければ成長という言葉は規定されません。もし本当に「成長したい」というのならそのゴールが目的でなければならないのです。

しかも。そういったゴールが明確ならば、そもそも「成長」という抽象的な言葉を用いなくても自分の考えを表現できるはずです。例えば、将来自分はIT分野で起業したいと思っていて、業務遂行能力はないけれど、プログラミングや、そもそもこの分野の知識が乏しい。なのでいったんこの業界に就職して知見を得て、かつ優秀なプログラマーとのコネクションを作って彼らとともに独立したい。

つまり「成長」という抽象的な言葉をつかっているうちは、具体的な目標もそこで身につけられることも把握できていない、少なくともそう映ってしまうということなのです。だって、もしそれがわかっているなら「成長」という言葉を使わずに具体的な言葉で表現できるはずですから。



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