論理と情緒と情熱と。

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国際交流基金のESを解説してみる

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クールジャパン推進が言われれて久しいですが、国際交流基金がその一端を担っているみたいです。

「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」、ヨーロッパ進出決定! 国際交流基金がフランスとスペインで開催 - アキバ総研

外交のための日本文化に特化した仕事というのはなかなかここ以外ではできないのではないでしょうか。日本語教育や日本独特の文化を広めることはやはり外交的にも意義あることですし、例えば韓国ドラマやKARAなどの流行によって、日本の韓国に対するイメージがポジティブに変化した部分は無視できないと思います。

さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

国際交流基金15卒ES(手書き)

  • 〔自己の性格〕

どれだけ自分のことを理解できているか試す設問といえるでしょう。長所と短所をそれぞれ書いておけばいいんじゃないですかね。短所については、それをどう克服しようと思っているかまで付け加えるといいでしょう。
自分の性格ってなかなかわからないものなので、こればっかりは人に聞いて確認した方がいいですよ。

他己分析は目的によってやり方を変えるべき!ー1番有効な自己分析ー - 論理と情緒と情熱と。

  • 〔これまで最も大変だった経験を勉学その他で具体的に紹介してください。〕

基本的には「学生時代にがんばったこと=自己PR」です。下記のエントリーが参考になるでしょう。

面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。

「最も大変だったこと」を問われているわけですから、それがどれだけ大変だったかは必ず示すべきです。それも主観的なものさしで示すのではなく、客観的に、できるだけ数字を使って示すべきです。

そしてその困難に対して自分はどう立ち向かったのか、結果はどうだったのか、そこから何か価値観に変化は生まれたのか、などを記述するとよいでしょう。

  • 「国際交流基金を志望する理由」(横書き)

この機関が社会に与えている価値は、「日本文化を広めることで、日本の外交の円滑化を図る」ことであり、その手段として、日本語教育や先に紹介した日本文化の紹介・展示会を行っています。
なのでそれを通してどういう社会を実現したいか、世界における日本のプレゼンスをどう発揮させたいか、なぜそう思うのかを自分の過去経験から論理的に語れるようになればいいでしょう。

面接ES全てにつながる本質的な志望動機の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします - 論理と情緒と情熱と。

このような「国際」という名がつく公共機関は憧れが先行しがちですが、きちんとその内実まで理解した上で志望しないと、就職してから大きなギャップを感じることになってしまいます。そのことに関してはこの記事で触れました。

JICA(国際協力機構)のESを解説してみる - 論理と情緒と情熱と。


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