ネットで文章コンテンツを作成するときはストック型かフロー型かを意識した方がいい。
ブログを書く理由や目的というのは人それぞれだと思いますが、なんだかんだPVって気にしちゃいますよね。PVは単なる数値指標でしかないことは自明ですが、それがブログを続けるモチベーションになったするのも事実です。
PVを得られる記事を執筆する、すなわち「読まれる記事を書く」には、その「読まれ方」から考えると大きく2つのタイプに分けられます。それが「ストック型」と「フロー型」です(勝手に名づけました笑)。
今回は、長期的にPVを稼ぐか、短期的にPVを稼ぐかという視点から、それぞれの分類での記事の性質や書き方を説明します。
ストック型
Goolge Analyticsを使って自分のサイトのKPIとかを見てみるとよく分かるですけど、検索流入が大半を占めるんですよね。基本的に。
じゃあこういう人たちがどういうモチベーションでブラウザで検索して自分のブログの記事にたどり着くかといったら、そこにはなにか明確に「知りたい情報」があるから、ですよね。必ず、特定の情報を得ようという目的があって記事にやってきているわけです。
なので、記事にたどり着いてくれたユーザーに対して、「知りたい情報」を提供することができれば、それはユーザーにとって価値になります。滞在時間も長くなるでしょうし、ひょっとしたらSNSでシェアしてくれるかもしれません。そもそも、そのような良質な記事を書くことができれば、検索で引っかかりやすくなります。
そのような記事というのは、ある程度時間がたっても、誰かがその情報をほしいと思えば、検索されて読んでくれる可能性が高くなります。そういう意味で、そのような記事はそのブログにとって良質な資産としてストックされている言えます。これが、「ストック型」と名づけた理由です。
例えば、この記事なんかはストック型の記事の良い例でしょう。
この記事は、「独学で簿記の試験に受かるために効率的な勉強方法を知りたい」という人に対してまさにピッタリの内容になっています。
こちらの記事が書かれたのは2008年ですが、簿記試験の需要というのはその頃と比べて大差ない(はず)なので、依然として多くの人に読まれていると推測できます。
フロー型
しかし、ブログの記事を読むときのシチュエーションって、明確な目的があって検索している時だけじゃないですよね。なんとなくツイッターで流れてきた記事を読むとか。適当にネットサーフィンしてたら目に止まって見てみるとか。
そのような記事というのはその中身そのものにほしい情報があるわけではなく、なんとなく「おもしろいもの」「時間を潰せるもの」を読みたい、というモチベーションでユーザーは記事にたどり着いているわけです。
例えば、2ちゃんねるのまとめサイトの記事などは良い例です。
こういった記事は、SNSであったり、ネットサーフィンをしていてたまたまリンクが張ってあって、タイトルに惹かれたりして、ユーザーはそのページにやってくるわけですが、そもそもなにか情報を得ようとして読んでいるわけではないので、検索流入する割合は低いと考えられます。
こういった記事には、時事を紹介する記事だったり、「バズらせること」を目的として書かれた記事も含まれると言えます。
このタイプでは、イケダハヤトさんなどがいい例です。
LINEの乗っ取りが話題ですが、Facebookも怖いことになります。クレカ登録している方は要注意。 身に覚えのない広告が配信され、不正請求が来る:Facebookの広告詐欺に注意 : まだ東京で消耗してるの? http://t.co/rvIkzBnVqH
— 🍺 ikehaya-nft.eth (🥷, 🏯) (@IHayato) 2014年8月2日
すんごい面白いマンガなのでご紹介。2巻が早く出てほしい。 このゾンビ漫画は今までにない!福満しげゆき「就職難!!ゾンビ取りガール」が地味に傑作 : まだ東京で消耗してるの? http://t.co/wyG1pSlQ5g
— 🍺 ikehaya-nft.eth (🥷, 🏯) (@IHayato) 2014年8月2日
どちらの記事を書くかは人それぞれなので、なんとも言えませんが、個人的には未だに検索流入が強いことを踏まえると、ストック型で書いたほうが良いのでは、と考えています。
ストック型の記事である程度のアクセス数を確保できるところまで、記事を積み上げ、その上でバズらせることをねらってフロー型の記事を書くのがひとつの戦略といえるでしょう。