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日本郵船のESを解説してみる

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日本郵船がCSR格付けで高い評価を得たようです。

日本郵船、世界企業のCSR格付けでブロンズ・クラスに選定 | レスポンス(Response.jp)
海運というのは自由貿易を担う非常に公共性の高い仕事ですからね。CSR(企業の社会的責任)で評価されやすいともいえます。

日本郵船は31日、2014年3月期の連結営業利益が前期比2.6倍の450億円になりそうだと発表した。従来予想の420億円から30億円上方修正する。好調な自動車販売を背景に、不定期船事業で北米への完成車輸送が伸びている。不振が続いたコンテナ船事業でも、減速航海による運行効率の向上などコスト低減策を進める効果を踏まえ、見通しを上方修正した。
日本郵船、営業益450億円に上方修正 14年3月期

アベノミクスによって円安になり、日本の輸出が活性化したことで輸出製品を運ぶ日本郵船が恩恵を受けたということでしょう。TPPも順調に締結されれば、海運業にとっては追い風ですね。

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さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

日本郵船14卒ES(手書き)

  • 【長所】
  • 【短所】

完結に書きましょう。面接では、自分という人間をきちんと理解して強みをわかっているかということを見られています。面接官にとっては、就活生って簡単に見抜けちゃいますからね。自分の強みや弱みは自分だけでは完全には分かり得ないという考えが心理学にはあるのですが、やはり周囲の人に聞いてみて確かめるのが一番です。

他己分析は目的によってやり方を変えるべき!ー1番有効な自己分析ー - 論理と情緒と情熱と。

  • 【学生時代頑張ったこと(学業)】

この企業は成績も見ますし、学校の勉強もきちんと取り組めるような、まじめな人を好むんでしょうね。

こういう、勉強に対する姿勢をキチンと評価する姿勢は個人的に好きですね。自分の周囲をみても、単に人当たりが良かったりいわゆるコミュニケーション能力が高い人は(一般的に)内定とりやすいイメージがありますが、ゼミ活動など勉強をきちんとやっていたような人っていうのは「仕事をする」という意味において能力値が高い人が多い印象です。
専門となると、難しくなってしまいがちなので、なるべくわかりやすく書くことを心がけてください。意識としては小学生にも理解できるくらいのレベルで。
内容についてはご自身がよくわかっていると思うので、なぜその研究をしようと思ったかという動機の部分を丁寧に書くことをお勧めします。その動機にはその人の価値観や人間性と言うものが反映されるものなので。
キヤノンのESを解説してみる - 論理と情緒と情熱と。

  • 【学生時代頑張ったこと(学業以外)】

一般的な自己PRですね。学生時代にがんばったエピソードをただ書くだけでなく、そのエピソードを使って自分のどういう資質をアピールしたいかを考えて書いてください。

面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。