論理と情緒と情熱と。

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キヤノンのESを解説してみる

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http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140127/258836/?rt=nocnt
電化製品買うとマニュアルついているじゃないですか。説明書的な。そこにURLひっつけて動画マニュアルをウェブ上で後悔したらコールセンターの負担が激減したと言う話。動作とかそういうのの解説って、やっぱり実際に見えるのわかりやすいですよね。文字情報からだとどうしてもそれを実際の動きにイメージするのが難しい。本質的に、レクチャーと動画の相性がいいのかもしれません。

今回は、そんなキヤノンのESです(この会社ってキャノン、じゃなくてキヤノンなんですね。。。知らなかった)


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さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

キヤノン14卒ES

  • キヤノンは、学生の本分である学業への取り組みを大切に評価したいと考えています。あなたが専門として力を入れている学問とどのように向き合っているか、具体的に教えてください。(その学問の魅力、取り組み事例、そこから得たことなど)(800字以内)

こういう、勉強に対する姿勢をキチンと評価する姿勢は個人的に好きですね。自分の周囲をみても、単に人当たりが良かったりいわゆるコミュニケーション能力が高い人は(一般的に)内定とりやすいイメージがありますが、ゼミ活動など勉強をきちんとやっていたような人っていうのは「仕事をする」という意味において能力値が高い人が多い印象です。
専門となると、難しくなってしまいがちなので、なるべくわかりやすく書くことを心がけてください。意識としては小学生にも理解できるくらいのレベルで。
内容についてはご自身がよくわかっていると思うので、なぜその研究をしようと思ったかという動機の部分を丁寧に書くことをお勧めします。その動機にはその人の価値観や人間性と言うものが反映されるものなので。

  • 上記以外に、あなたが力を入れていることは何ですか。具体的に教えてください。(800字以内)

学生時代にがんばったことはなんですか、という質問と基本的にはイコールです。自己PRですね。以下の記事が参考になるので読んでから書くと良いです。

面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。


志望動機を問わない、シンプルなESですね。純粋に就活生がどんな人間かを見ようとしている点が伺えます。
もちろん、面接では志望動機も問われるのでそれはそれで考えるべきですが。

メーカーでの働くということの空気をつかむために

就活生にとって実際に働くことはどのようなことかというのはつかみづらいものですが、以下の経済小説や書籍はそういった「空気」をリアリティをもって描いています。そういう空気みたいなものがわかっていると、志望動機を考えたり選考に望む上で非常に有用なので、是非読んでみてください。
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