論理と情緒と情熱と。

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日本銀行のESを解説してみる

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日本の経済の中枢を担う、日本銀行。今年はアベノミクスも話題になりました。面接では100%聞かれるくらいの心構えで行って当然でしょう。

池上さんの書籍は素人でもわかりやすく書かれているので、経済学部でない人は手にとって理解してから選考に臨むとよいでしょう。

さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

日本銀行14卒ES

  • 日本銀行への志望理由を述べてください(公的な機関で働くことの意義、日本銀行でどのような貢献・活躍をしたいと考えているか等)。 (400文字以内)

日本銀行はそれが属する業界というのもないので、日銀が社会にどういう価値を与えているかということから考えると良いと思います。
わかりやすく言うと、日銀には3つの役割があって、「紙幣を発行すること」「市中銀行(民間の銀行)に対して銀行の役割をすること」「政府の銀行(財布)」です。これらを通して日銀は、2つの大事な目標である「物価の安定」と「金融システムの安定」を図っています。

日本銀行ってなに?の巻(1) | マンガでわかる経済入門 | man@bowまなぼう
日本銀行の目的は何ですか? : 日本銀行 Bank of Japan

この日本という経済大国において、資本主義による経済発展を信じ、日本国民全員の経済的な幸福を担保するという仕事。非常にパブリックな性格の仕事で、そして与えている影響は計り知れないほど大きい。このやりがいは日本銀行でしか味わえないでしょう。

私だったら、「資本主義を肯定していて、経済発展がなくてはならないものだと考えている、そこでの経済活動や企業活動に価値を感じていること、とその理由、そしてそれを支えていきたいこと」を書きますかね。

面接ES全てにつながる本質的な志望動機の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします - 論理と情緒と情熱と。

  • あなたがこれまでの経験を通じて、大切だと思うことについて述べてください。 (400文字以内)

「学生時代に頑張ったこと=自己PR」ですね。ただ経験したことを記述するのではなく、何をアピールするか意識して書いてください。ここでは、大切にしていること=価値観を問うているといえるでしょう。どうしてそのよう価値観を持つに至ったかという原体験をエピソーで記述してください。詳しくはこちら。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。

  • 金融、経済、その他の最近の出来事の中から、あなたが関心を持ったものを1つ選び、あなたの意見を述べてください。 (800文字以内)

日銀の面接は学業に関することをきちんと聞くことで有名です。風土として「知性」を大事にする文化があるので、学業に対する興味や、知的好奇心が強い人材がほしいのです。まあ、経済を支える仕事につきたいんだったら、経済に関心あるよね?ってことですね。
選ぶトピックとしは、日経の経済面に乗っているようなものを選ぶとよいでしょう。