論理と情緒と情熱と。

就活とかキャリアに関すること多め。「考えたこと」特に、キャリアに関するエントリーを中心に掲載してます。

おもしろい文章を書くには意図的に内容を引き延ばすことが有効なんだと思います。

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久しぶりにブログを再開して、気づいたこと。

最近の自分は「ロジカルシンキング」とか「早く、効率的に物事をこなす」とかそういうことに興味関心が向いていました。〆切が迫っていて、でもやらなければならないタスクがたくさんあって、とか、この短時間で議論してある程度のアウトプットを出さなかればならない、とか。そこでは、冗長な発言は無用になってしまいますし、された側もイラついてしまいます。「結局はあなたは何が言いたいの?」って。

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だから「情報の効率性」というものをかなり重視していました。過剰に重視して他の面が疎かになってしまい、不満を言われたこともあります。
そしてその方法論をブログという文章を書く場にまで持ってこようとしてしまいました。
例えばこのエントリー。

[自己分析のヒント]過去の経験がその人の人格形成に寄与する部分について - 論理と情緒と情熱と。

ここでは経験を4つに分類して記述していますが、そもそもその一つ一つの分類がボリューミーすぎるんですね。投稿しておいて言うのはあれですが。さらに最初はこの記事はもう一つの、

[自己分析のヒント]優秀な人間が必ず通る成長経路を見つけた - 論理と情緒と情熱と。

このエントリーと合せて一つのエントリーとして投稿しようとしてました。さすがに分量が多くなってそれは断念して、二つに分割して書くことにしましたが。
しかも最初はもっと少ない字数でこの二つを書いていました。それはそれは情報リッチで、情報を伝えるという意味での効率性は高かったのですが、事実や事象の羅列のようになってしまい、本当に無味乾燥な文章になってしまっていました。これでは人を惹き付ける文章は到底書けないでしょう。例えば、大学で使うような専門書や教科書というのは概して無味乾燥で面白くないですよね。それは伝えるべき情報量が多すぎて、それをコンパクトにまとめた結果なんでしょう。

なので魅力的な文章を書く際にはある程度情報を引き延ばして、情報の密度を薄めることが必要なんだなと思い至ったわけです。そういう「遊び」的なものが大事なんだなあ、と。


最近発売されたちきりんさんのブログ運営日記。過去に書評も書きました。
ちきりんの日記は金儲け目的じゃないからこそヒットした - 論理と情緒と情熱と。