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周りを巻き込む行動力が世の中にうねりをもたらす

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津田さんのメルマガの号外、を読んで感じたことなどを。


この号外では、アメリカ西海岸で働く日本人の方をフィーチャーしてインタビューしてみようという企画でなされています。
今回は、アートに関わる仕事をされ、様々な社会貢献活動をされているYukikoさんがintervieweeでした。
 


・今回のメルマガで、Yukinoさんの「スケッチトラベル」という活が紹介されていました。、ある問題に対して、主にアーティスト(芸術家)から賛同者を募り、彼ら彼女らに作品を作ってもらって、それをオークションで売ってお金を作り、そのお金をどこかのNPOとかに寄付する、っていうのが一連の形。そういうことを可能にしている資質というのは、一つには行動力があると思う。3.11の時も、地震はアメリカ時間で木曜の夜に起こって、土曜日にはすでにチャリティ団他に電話をかけて、協賛者を募り、多額の寄付金を集めた。そういう思い立ったらすぐ実行、という行動力が、周りの人を巻き込む力になっているのかな、という印象を受けました。


・これはすごく個人的な印象で、メルマガの本題からはそれるのですが、Yukinoさんの職の転々とし方に驚きました。(日本にとどまっていないという意味で)外国の事例だし、日本でそんなに労働市場で流動性があるとは思いませんが、固定的なキャリアを考えていた僕にとって、ひとつの方向性を見てくれました。いい企業に入って、バリバリ仕事して、華麗なキャリアを歩む。自分の中で、そういう展望が占める割合が大きかったので、別にそんなに気張らなくていいんだよ、って語りかけてくれるような気がして少し気が楽になりました。




印象的だった言葉が、
「私たちの中で、ただ単に「アートって楽しい」とか「お金を稼ぐ」ということではなくて、自分たちがやっていることを少しでも社会に役立つ活動にしたいという思いがあるんです。」


まだ実際に働いたことのない学生の身分なのでわからないのですが、この言葉は言外に、「普通は社会貢献したいという人はいないよ、みんなお金のために働いているよ」っていうことを意味しているのでしょうか。それとも、みんな最初はそういう志を持っているのだけれど、社会に馴染むうちにすれてしまうのでしょうか。自分は社会貢献欲が強いほうだと思っているので、環境の制約から後者のようになってしまうのだったら、ちょっと悲しい気がします。