面接官の手元には「あなた」がいる…自己分析に困ったときにおすすめの性格テスト
実は、面接する前に、面接官はあなたがどんな人間かを知っています。そんな資料を手元に持っているのです。あなたがどういう価値観を持っているか、成長志向、安定志向、一人で何でも遣り切るタイプか、周りと強調して何かを成し遂げようとするか、分析志向か、リスクテイカーかetc.
テストセンターでもウェブテストでも性格テストって受けますよね?言語や非言語の結果と一緒にあの資料が面接官の手元にあるのです。面接官はそれを見て、事前に就活生がどんな人間かに当たりを付けているのです。
性格テストの重要性
実は、性格テストっていうのはかなり大事なテストだったりします。サイバーエージェントの藤田社長の日記を引用します。
「採用は、もの凄く優秀な人を大勢集めるよりも、一緒に働きたい人を大勢集めることのほうが大事であると再認識しました。」
採用で大事なこと | 渋谷ではたらく社長のアメブロ
一緒に働きたい人が会社に集まって
いるならば、
「働く仲間が好きだから」
「この会社が好きだから」
といった理由が発生し、
皆のモチベーションを上げるための
努力は少なくて済み、
厳しく管理する必要もなくなります。
何より、危機の時に団結する強い組織に
なります。
採用で大事なこと | 渋谷ではたらく社長のアメブロ
採用では、優秀であることも大事ですが、カルチャーフィットするかということの方がよっぽど重要なんですね。一緒に働く仲間ですから、気持ちよくスムーズに働けることが大事で、結局それが生産性を高めるのでしょう。
そして、その「カルチャーフィット」なるものをある程度客観的に測れるものが性格テストなのです。性格テストは侮れないですよね。実際、ウェブテストで性格テストの結果、自社に合わないという理由で落とされる場合もあります。それくらい重要なのです。
面接に使われる資料なのですから、実際に面接官にどんな人物だと映っているかということを知りたいですよね。その上で面接でどう振る舞うべきか、すなわち、強みを強み通りアピールしたり逆に弱みを補ったりするか、という対策を立てられますから。
自分の性格テストの結果を知っておく
なのでその結果を知るための性格テストとしてこのサイトをお勧めします。所要時間5分、登録不要、無料で、200ある分類の中から適したタイプを選んでくれます。僕もやってみましたがかなり正確です。友人数十人くらいにやってもらっていますがほとんど外れないです。テストの結果を受けて、自分をどういうところをどう改善していけばいいかということも示唆してくれているので、面接で「短所は何ですか』と聞かれたときの対策にも使えます。
診断結果の一部
自己分析の応用
前に自己分析について二つの記事を書きました。
・自己分析のやり方がわからない人へ。最小限の努力で最大限の自己分析の方法その1:自己分析が必要な理由とそのゴール - 論理と情緒と情熱と。
・自己分析のやり方がわからない人へ。最小限の努力で最大限の自己分析の方法その2:自己分析のハウツー - 論理と情緒と情熱と。
これらの記事ではまず、現在の自分がどんな性格かを考えてから、そういう性格になるに至った過去の原体験を探すという手法を紹介しています。
ただ、自分がどんな人間か、っていうのってなかなかわからないものですよね。自分で考えてみても、何かつかみ所ないし、友人に聞いてもピンポイントな答えが返ってこない。
「自分っていったいどんな人間なんだろう」
って、途方に暮れてしまいますよね。
そんなときにひとつの指針として自分ってどんな人間なんだ、ということを示してくれるものがあれば自己分析もやりやすくなります。その一助として使ってもらえればと思います。
より本格的に自分がどんな人間かを知りたい人へ
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この本は自分の天性の才能というか、先天的な強みとなりうる資質を、34の資質の候補の中から上位5個から順番つきで選出してくれます。リクルートとかの性格診断テストみたいな感じで診断してくれるというもの。自分がどんな性格かだけでなく、それをどう活かしていくかということも教えてくれます。
この本はめちゃくちゃおすすめです。自分は就活が終わってからやってみたのですが、何となくわかっていた「点」が「線」となってつながっていて、曖昧に理解していたものに明確な答えをもらえました。
自分を100%知ることは不可能ですが、可能な限りそれを見いだしていくことで自分の人生を豊かにすることもできますし、より良いキャリア選択ができるはずです。