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OB訪問って必要なの?-聞いた方がいいことリスト付-

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就活生からよく、「OB訪問ってしたほうがいいんですか?」ということをよく聞かれます。まあ、こう言うの聞かれるのは就活の序盤戦で、っていうのが多いんですけどね。というか今頃になってそういうこと言ってたらけっこうヤバい。


なんでかっていうと、これはまずOB訪問というものがなにかっていうのがわかってないし、そもそもOB訪問なる「就活イベント」があるみたいに思ってしまっているくらいには本質が見えてないし、それをどう利用すればいいのかとかとひもづいて自己分析とかで深めるべき自己理解が進んでないってことが透けて見えるから。

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社員さんと会うときにはランチとかごはん時だったらごちそうしてもらえることも。これは就活生の特権だよなー。

OB訪問は就活イベント?

まずね、これは違いますよ。OB訪問は就活の時期になると開催される定期的なイベントなんかじゃないです。ただ単に、「社員さんと会って話をする」。それ以上でもそれ以下でもないです。たとえば、自分が好きなAKBのメンバーに会って話せる機会があったら行きたいでしょ?そうやって会いにいくのと本質的には変わらなくて、でもちょっと余分に目的がくっついているだけ。

なんでこう言うことを書くかって言うと、OB訪問なるものを仰々しく捉えている人が多すぎるからです。別にさ、就活はRPGじゃないんだから、絶対クリアしなきゃ行けないダンジョンじゃないんだよね、OB訪問は。

じゃあ、しなくていいの?

これはケースバイケース。絶対必要なケースとしてもしなくてもいいケースがあります。

絶対必要なケースというのは選考を通じてOB訪問の有無を聞いてくるところ。某損害保険最大手さんはESで書かせるらしいですからねー。おーこわこわ。これぞまさにスタンプラリー。あとはメガバンクとか、保険とか、総合商社とかも聞いてくることが多いのですべきでしょうね(面接で聞かれない場合もあったりして、OB訪問しなくても内定もらえた例もあるそうですが、それは所詮結果論で敷かないので、本当に志望度が高いところだったらリスクヘッジすべきでしょう)。

しなくてもいいケースというのは、上記以外の、OB訪問したかどうか直接聞いてこない企業を受ける場合。じゃあ、そういう企業の場合、なんで社員さんに会いにいくかってことを考えるところがOB訪問の本質。

OB訪問をする理由

OB訪問というのは、基本的には企業分析の一環で、企業の情報を収集するための一手段なのです。会社説明会やホームページ、パンフレットを見るだけじゃ見えてこない、社員の生の姿を知ることで企業選びの参考にする、というのが一般的な説明です。

ここで、じゃあ、「社員の生の姿」ってなんだろう、とか、なんで自分が社員の生の姿を知りたいんだろう、と自問自答してみてください。
それで答えられないようならば、あなたはまだOB訪問をするべきではないです。

だって、そういうような状態でも社員の人にクリティカルな質問なんてすることできないし、そんな状態でこられたら社員の方もうんざりすることこの上なし。「面倒くさいのにわざわざ来てやったのに、このレベルの学生の相手しておしゃべりしてたとかまじ時間返せ」という心理状態に社員をさせてしまうからです。

社員の人だって忙しい合間を縫って学生の相手をしているわけで(これは面接も同じ)、そこで面白くもない学生と話すのは苦痛でしかないのです。ホームページ見ればわかるようなこと聞いてきたり、なんか重箱の隅をつつくような訳の分からない質問してきたらそりゃだるいですよ。
それと、OB訪問の結果を人事に報告している会社もあるので、もしそこで悪い評価を受けてしまったら、面接が始まる前にマイナスからのスタートになるわけで、これはかなりきつい。

なので、そうならないためには事前に自分が絶対に明らかにしておきたいポイントを明確にしておくことが大事。そしてそれは「自分自身が何を求めているか・何を望んでいるか」ということを理解している状況でなければ、「何を明らかにしておきたいかということはわからないはずです。「自分は●●な人間だから○○ということを気にする。だから御社の△△というところが知りたい」という風にしか、聞けないはずです。

参考:
自己分析のやり方がわからない人へ。最小限の努力で最大限の自己分析の方法その1:自己分析が必要な理由とそのゴール - 論理と情緒と情熱と。
自己分析のやり方がわからない人へ。最小限の努力で最大限の自己分析の方法その2:自己分析のハウツー - 論理と情緒と情熱と。
[自己分析のヒント]過去の経験がその人の人格形成に寄与する部分について - 論理と情緒と情熱と。


それをふまえた上で、こういうことを聞くといいよ、というリスト挙げておきます。

  • 部署移動やジョブローテーションの可能性。
  • 裁量権が持てるようになる時期。
  • 若手とベテランの比率。
  • 福利厚生鵜や給料などの待遇。
  • 社員のレベル感が間接的にわかるような質問。
  • 飲み会の雰囲気や回数。
  • 休暇制度やフレックスタイムの制度の存在ではなく、利用実績。

これはただの一例でしかないので、自己分析をしっかりやった後で、自分が何を明確にしたいかというのに向き合ってほしいと思います。

社員の空気に触れる

上で挙げたようなことというのは、仮にネット上の転職者用サイトみたいなところで生の声とかを掲載していることも多くあって、そういう場合はOB訪問をしなくてもいい、ということになるのでしょうか。

OB訪問でもっとも大事なところというのは、実際に社員の人に会って、そのひとがどういう人間かという「人となり」を感じ取ることで、だってそれは実際に社員に会わないと絶対できないことなのですから。
企業ごとにカラーや文化があって、それはもちろんそこにいる人たちによって形成されます。面接でその雰囲気を出すことができれば、面接官は「この学生はうちにいそうだな」と感じて、通過しやすくなります。なので、その会社の「空気感」をつかむことがOB訪問ではもっとも大事なのです。



リクルーター面接はそろそろはじまってくる時期だとは思いますが、本選考間ではまだ時間があるので、できる限り多くの人に会って、自分の可能性を広げるのが、この時期の良い過ごし方になりますよ。

ワンラク上の自己分析を

絶対内定2015―――自己分析とキャリアデザインの描き方

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