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マッキンゼー・アンド・カンパニー春選考(ES、適性検査、ケース作文、面接)

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マッキンゼーの春採用を受けたのでその情報を書きたいと思います。このファームは一回選考にアプライするとその後二年間は応募できなくなるので、理系の学部生の方などはご注意を。院生になってからもう一回受けるのはできません。

 

 

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プロセスとしては、

ES→適性検査→面接+ケース作文→ケース面接×2→英会話レベルチェック→ジョブ(三月中旬)→内定

となっています。

ESは項目が多く、それぞれを端的に書く必要があります。多様な分野で顕著な経験を残している人材がほしいのでしょう。学歴があってもESで落ちていた人もいるらしいので気を抜かないように。具体的な内容は、

  • ゼミ・研究室 ・卒論テーマ
  • 大学の成績
  • クラブ活動など(活動1と2について、開始年月や活動内容などを記入)
  • クラブ活動などでのリーダーシップ経験
  • 就職希望業界とその際に重視する視点三つ
  • マッキンゼーに入社後5年間のキャリア目標
  • 長期のキャリア目標(10年程度先の将来において達成したいこと)
  • コンサルタントになりたいと思う理由
  • マッキンゼーに入りたいと思う理由
  • 大学・大学院在学中の時間の使い方をそれぞれパーセンテージで表す
  • 世界、日本レベルで誇れるような達成事項、ユニークな実績
  • 自分の強み

これ以外にも英語の成績や学歴などを記入する欄があります。

 

続いて適性検査があります。これはすべてが英語で書かれている選択式のマークテストで、実際のコンサルのケースが題材にされているようです。日本語で書いてあれば易しい試験なのですが、いかんせんすべて英語なので、帰国子女・留学経験者に圧倒的に有利です。書類選考通過通知のメールに問題のサンプルへのリンクが載っており目を通しておくようにとのお達しがあります。以下がそのリンクです。

http://www.mckinsey.com/careers/apply/problem_solving_test

よほど英語に自信がある人以外は練習なしでは無理です。3セットあるのできっちり準備してから臨みましょう。この問題には1セットを1時間でやれと書いてありますが、本番はこの1セットを2時間で解きます。私は練習問題を2セット半解いて、本番は20分程度余るくらいでした。正答率に関してはあまり自信がありませんでした。通過率もおそらく1割程度なのでバッサリ切られます。

 

これに通るとケース作文と15分程度の簡単な面接があります。ケース作文はBCGの論述同じようなもので、以下の書籍で対策可能でしょう。

1題出題され、時間は1時間です。この後、面接がありますが、本当に基本的なことしか聞かれません。ケースの類は一切無しです。志望動機、学生時代のこと、英語は得意か、など。全く突っ込まれず、受け答えがしっかりできるかなどの雰囲気を見ているのだと思われます。

 

これに通過すると採用担当から電話で通過連絡。六本木のオフィスに呼ばれ、1度に二回のケース面接を受けます。私の場合は、一方は完全にケースのみ+逆質問、もう一方がケース+志望動機など+逆質問、という形でした。

マッキンゼーのケース面接は以下の書籍で対策するとよいと思います。

BCGのケースや、マックのケース作文(これらは面接官が決まった答えを持っているわけではなく、適宜自分で仮定を置いて、自分なりに整合性のとれた答えを導き出せればよい)と違い、基本的に実際のビジネスが題材になっていて、相手がすでに答えを持っていて、それを探り当てるために適切な質問をしていくというパターンのものです。実際に資料渡され、それを分析するなどもさせられました。また、そのようなケースの中でもフェルミ推定は課されましたので、両方の対策が必要ともいえます。

志望動機はそんなに見ていないと思います。なぜコンサルで、なぜマッキンゼーか、ということを論理立てて説明できれば問題ないように思います。

私は二人目のケースで失敗してしまい、ここまでの結果となりました。

選考が進めばその後、英会話レベルチェック(もっぱら選考には関係ないという噂)を経てジョブとなります。

 

参考

ボストン・コンサルティング・グループ スプリングジョブ選考に参加して その1(ES~論述)

アーサー・D・リトル 本選考(comming soon)

ゴールドマン・サックス 選考情報(comming soon)