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「今でしょ」の林修の信念:勝てる場所で、勝負をしていく

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今週のお題「私の年末年始」

年末と年始ということでちょうどテーマがかぶったのではてなの「今週のお題」に参加します。
この時期はやはり家の中で過ごすことが多くなりますね。
例年、帰省する人が大半を占めて、僕はあまり帰省しないタイプの人間なのでそうするとかまってくれる相手も少なくなり、家でボッチすることが多くなります笑


日本テレビの「世界に誇る50人の日本人」という番組を見ました。普段はテレビなんて全く見ないのですが、上記の通り時間を持て余しているのでテレビでもつけながらパソコンいじったり本読んだりしています。そういえばツタヤで大量にDVDも借りてきました。笑

その番組は番組名の通り、イケてる・活躍している日本人50人にスポットを当てて、その人にクリティカルな影響を与えた人物を探っていくものです。ぱーっとザッピングしながら、パソコにじりながら見ていたのですが、そこでふと東進ハイスクールの林修講師が紹介されているのに目を引かれました。

僕は彼に対してはポジティブなイメージを持っています。そんな好きとかファンとかってワケではないですけど、たぶん、僕自身が塾で講師のアルバイトをしていたり、受験生時代に東大目指していたり(林さんは東大法学部卒)、お互いの人生でちょっとずつ重なる部分があったからなんだと思います。

それに、彼の向上心というか、勉強意欲というか、そういうところに自分と同じようなものを感じているというのでしょう。何の番組か忘れましたけど、別の番組で彼が本業の予備校講師も平常運転でこなしながらテレビに出続けている理由について語ってました。

最近自分がテレビに出始めて、やっぱりこの分野では自分よりすごい人がたくさんいるというのを目の当たりにしました。自分は予備校界でそれなりの実績を挙げて、トークも勉強しながらやっていて自信があったし。でもね、やっぱり勝てないんだよね。今の自分では勝てない人がたくさんいるんだよね。だから、勉強することがたくさんある。だから、これからもて例に出続けようと決めたんです。

まじめで真剣な、負けず嫌い人柄が見えますよね。おこがましいかもしれませんが、林さんと僕は同じタイプの人間だと思います。

さて、「世界に誇る50人の日本人」番組中、彼のインタビューの中で印象に残った言葉があります。

「大した努力をしなくてもいい場所で、誰よりも努力しなさい」

さらっと流れてしまったので正確には覚えていませんが、このような趣旨のことを言っていました。普段、予備校講師をする中で生徒たちに常々言っている言葉だそうです。テレビを見ていてビビっときました。

これはまさに彼自身の生き様を表しています。
東進で講師を始めて、最初は数学の専任講師として教壇に立っていました。本人も受験生時代は数学が得意で、好きな教科だったからです。しかし同僚の教師の間でも数学という教科は人気で、競争相手がたくさんいて、このままではone of themとして埋もれてしまうかもしれない。そのような場所でこれからも数学を続けていくことに疑問を感じたそうです(おそらく、彼自身が文系学部出身なので理系出身の他の講師に引け目を感じていたのかもしれません)。このまま続けていて、自分はこの分野で成功できるのか、と。そこで、(おそらく当時競争が緩かった)現代文へと鞍替えし、一躍東進の名物講師となったわけです。当時現代文の講師もすくなく、競争もゆるかった。これは僕の推測ですが、現代文という教科は数学や理科と違って、定まった回答を導きにくい教科であり、講師間でのブレが一番大きい教科なので、その中で(実力のあった)林講師はきちんと努力を積み重ねることで、生徒からの人気を得ていったんでしょうね。

このような「勝てる場所で勝負をしていく」という考え方は、これからの時代特に必要とされるのではないでしょうか。グローバル化が促進し、日本の内需は縮小、国威の企業間競争も激しくなってくる。そのような中で、企業単位としても個人単位としても「勝てる場所」で勝負しなければなかなかしんどいものです。フリーランスという働き方や、一人の人が複数の企業に属するという流れも加速していくでしょう。そうなったときに、いかに勝ち、生き延びていくか、自分が戦い場所がめちゃくちゃ好きな場所であっても勝算がなければおとなしく引き下がった方がいい、こんな考え方が彼のような成功に導いてくれるのでしょう。

僕自身も最近ブログを再開して、その運営方針についてあれこれ考えていた矢先、ちょうど林さんの言葉を見たので、強く共感を覚えました。

勝てる場所で勝負する。

来年の抱負は、これで決まりですかね.




今年も今日で最後、本日は大晦日となりますが、また来年もよろしくお願いいたします。