iphoneやipadで勉強できるか
イケダハヤトさんのブログから:教育現場でも広がる「BYOD」—自分のiPadを持ち込んで勉強するのはあり?
企業でのBYOD(bring your own device)が提唱されて久しいですが、アメリカで、これが教育現場でも実現されつつある、ということらしいです。
ここでは二つの側面から考えてみたいと思います。
- 多機能すぎる故の障害
僕は教育現場でのBYODは成功しないと、直感的に感じています。
確かに高機能ガジェットを用いての学習効果の高さは否定しようがありません。
わからない概念や言葉があった時にGoogleで検索。
メモ取りをEvernoteで行う。
実際に手で書くよりタイプしたほうが速いですし。
動画見れたり、利点はあげたらキリがありません。
でも、例えば自分のスマートフォンとかってSNSとかゲームとか、暇つぶしや娯楽のためのアプリケーションっていれてる人が多いわけですよね。
特に義務教育近辺の学生なら尚更。
そういうものの誘惑がもたらす負の影響が大きいのではないか、と推察します。
TwitterやFacebookをちょっと確認するとか。
集中力の持続が大事な「学習活動」においてこれは弊害にしかならないのでは。
自分も大学受験生時代は、自分の部屋からノートパソコンを追放しました。
触ってしまうんですよね、どうしても。
ちょっとだけ、とか思って。
その時に、環境を整備することの大切さを学びましたが、人間が精神的にコントロールできる範囲ってやはり限界があるわけで、
義務教育中の小中学生ななおさらではと思うのです。
昨日を制限したデバイスを支給して使わせるなら非常に有効だと思います。
- 教師のクオリティの向上が必要
こちらの要素はあまり関係ないかもしれませんが。
ネットとかクラウドに自由にアクセスすできる場合、教員がその分野に関して相当に強固な見識や知識持っていないと、生徒に調べられて簡単に間違いを指摘されてしまします。
稀にそういうことが起こる程度なら問題ないでしょうが、頻繁にそういうことが起きると、教師に対する信頼問題に関わってきます。
まあ、小中学生相手なら、いろいろ能力の差が圧倒的なことが多いと思うので、問題にならないのかもしれませんが、高校生ともなると、出来る子は軽く教師を抜きますからねえ。
創造的なグループアクティビティとか調べ学習にBYODを導入するということかもしれませんが、ふとそんなことが頭をよぎりました。