論理と情緒と情熱と。

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JFEスチールのESを解説してみる

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高齢化した社員の再雇用制度はうまくいけば会社にかなりの利益をもたらしますが、若い人にとっては足かせになる場合もあります。

JFEホールディングスの鉄鋼子会社JFEスチールは、製鉄所の技術やノウハウを伝承するため、定年退職した社員を専任の教育係として再雇用する制度を始めた。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20140208-OYT1T00724.htm

おそらく給与をかなり減額しての再雇用だとは思うんですけど、これが制度として本当に機能していればいいと思うのですが、こういった企業で再雇用された高齢者が能力がなかったり、単純に仕事していないケースがあるという噂を聞くんですよね。しかもそれが若い人の雇用を奪ってたりする。果たしてこの制度はいかに。

さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

JFEスチール14卒ES

  • 当社への応募理由と従事してみたい業務について入力してください(200文字以内)。

一般的な志望理由ですね。業界の志望理由とその中での企業の志望理由にわけて書くとよいでしょう。詳しくはこちら。

面接ES全てにつながる本質的な志望動機の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします - 論理と情緒と情熱と。

  • 自己寸評及びPRを入力してください(200文字以内)。

基本的に、自己PRというのは自分がアピールしたい資質とそれを裏付けるエピソードで構成されます。なので、その両要素を意識した書き方ができるといいですね。今回は「自己寸評」と書かれているので、自己理解が問われていることになりますから、自分の価値観をアピールしてもいいですね。200字と少ないので、ポイントはひとつに絞るのがよいでしょう。
次の設問も基本的には自己PRの一種なので、参考にしてください。こちらの設問に次の設問とは別の『学生時代にがんばったこと」のエピソードを書くことも問題ありません。

  • 学生生活の中で一番力を入れて取り組んだことについて入力してください(200文字以内)。

典型的な自己PRですね。学生時代がんばったこと=自己PRで、単にエピソードを書くのではなく、そのエピソードを使って自分のどういう資質をアピールしたいかを記述するのです。詳しくはこちら。

面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。

  • あなたの考える『社会貢献度の高い企業』について入力してください(200文字以内)。

具体的な社名を出すのは避けたほうが無難でしょう。「どういうような(種類・タイプの)企業が、『社会貢献度の高い企業』といえるか」というふうに言い換えて考えます。ここでは「社会」と「貢献」の定義を自分なりに考えてから書くのです。
社会とは、なんでしょうか。日本人なのか、世界の人々なのか。貢献とは、できるだけ多くの人たちに価値を与えていることなのか、それとも社会的弱者に価値を与えていればよいのか。
その定義は人によって異なるわけで、それを自分なりに定めていくのです。
JFEスチールは鉄鋼会社ですから、広く一般の人達の文明社会を支えていると言えます。現代の文明社会は鉄の発明とともに始まったとも言われますが、現代の科学技術やそれに支えられた利便性というのは鉄があって初めて実現されているのですから。

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