論理と情緒と情熱と。

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三菱UFJ信託銀行のESを解説してみる

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三菱UFJ系の信託銀行、三菱UFJ信託銀行です。

人事さんのインタビューが載ってる記事を見つけました。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/syuukatsu/eye/20140205-OYT8T00719.htm

「より好みせずに地道に仕事と向き合える人、人の嫌がる仕事でも率先して取り組む人。そんな人が入社後に伸びるものです。」これはある一面では真実ではあると思いますが、より適切に言うならば、そういう人のほうが「出世する」ということでしょう。
まあ、地道に仕事に向き合うというか、成果を出すのは当然として、どういうマインドで行くかという話で、成果を出していなければそれはただの「使えないやつ」ですからねえ。

さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

三菱UFJ信託銀行14卒ES

  • 自覚している長所を一言で表現してください。(20文字以内:必須)
  • 自覚している短所を一言で表現してください。(20文字以内:必須)

長所短所というのは自分でもなかなかわからないもので、自覚しているものと他人が感じているものでギャップがあったりします。心理学ではジョハリの窓というフレームワークがあって、個人は自分の把握しきれていない領域があると考えるのが一般的です。なので、他己分析はぜひともやってみて下さい。それと、性格診断テストを使うのもお勧めですよ。

他己分析は目的によってやり方を変えるべき!ー1番有効な自己分析ー - 論理と情緒と情熱と。
面接官の手元には「あなた」がいる…自己分析に困ったときにおすすめの性格テスト - 論理と情緒と情熱と。
話題のストレングスファインダーをやってみた 「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」 - 論理と情緒と情熱と。

  • 上記「長所」と「短所」それぞれ自覚する理由を客観的な行動事実に基づいて説明してください。 (200文字以内:必須)

合わせて200字なので字数がきついですが、短所の方もできるだけネガティブな書き方にならないようにしたいですね。

  • これまであなたが、最も力を入れて取り組んできたことを簡潔に記入してください。(50文字以内:必須)

簡潔に活動内容だけ書くとよいでしょう。

  • 上記の質問に関して、苦労した点と、どのようにしてそれを乗り越えたか、また創意工夫した点を記入してください。(500文字以内:必須)

こういった自己PRのエピソードには問題解決のフレームワークを用いるといいですね。詳しくはこちら。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。

  • 就職活動においてもっとも印象に残った当社の広報媒体とそれを選んだ理由について記入してください。(100文字以内:必須)

基本的に媒体はなんでもいいと思います。採用側も今後の採用活動に活かしたいだけでしょうし。

  • 就職活動においてもっとも印象に残った当社のセミナーとそれを選んだ理由について記入してください。(100文字以内:必須)

これは社員訪問とかそういうのにしておくのが無難でしょう。選んだ理由も、実際に社員さんとあって話が聞けたから、とかするのがいいかと思います。

  • あなたが就職する企業を選ぶ際に大切に考えているゆずれないことと当社で実現したい働き方を記入してください。(400文字以内:必須)

これがいわゆる志望動機の代わりですね。
前半は「企業選びの軸+そのもととなる経験」、後半は働き方を問うているのですから、仕事内容や周囲の人達にどのような影響を与えてきたいかに触れるとよいでしょう。

面接ES全てにつながる本質的な志望動機の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします - 論理と情緒と情熱と。

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