論理と情緒と情熱と。

就活とかキャリアに関すること多め。「考えたこと」特に、キャリアに関するエントリーを中心に掲載してます。

NTTドコモのESを解説してみる

スポンサード リンク

NTTドコモがついにセット割をするとか。


総務省、ついにNTTとドコモの「セット割」解禁を検討 | GGSOKU – ガジェット速報

今までは携帯電話と固定電話をセットで契約すると割引するのは禁止されていたみたいですね。それは多分、市場のプレイヤーとしてドコモが強すぎたからでしょう。そんなことしたらほとんど独占状態になってしまうだろうという危惧があった。
けれど状況は変わってきました。若い人なんてほとんど固定電話とか使ってないでしょう。メリットないし。ビジネスで使う文には会社がどうせ負担するでしょうしねえ。
それに携帯においてもソフトバンクやauがかなり強くなってきて、ドコモからの流出も結構激しみたいですし。そういう状況でなら、このセット割しても、独占禁止法には違反せずに、ドコモが強くなりすぎることはないだろうと総務省が判断したのでしょう。
(邪推すると、元公社であり、政府がある程度コントロールできる通信会社が市場のビッグプレイヤーであるほうが、政府にとっては都合がいいんでしょうが…)


[asin:4799310011:detail]


さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

NTTドコモ14卒ES

  • NTTドコモを志望した理由を教えてください。(300文字)

業界の志望理由となぜその中でドコモなのかを分けてかけると書き手にとっても読み手にとってもわかりやすくなります。
業界の志望理由は、ソフトバンクの記事で書いたここが参考になるでしょう。

情報革命って、ありとあらゆる「情報」」がいつでもどこでも取り出せるようになっていく、そういう世界にだんだん近づいていくことだと思うんですよね。それがコンピューターであったり、インターネットやiPhoneを通して実現されていく。それによって非常に合理的・効率的なシステムが形成されていって、豊かな世界へとつながっていく。そして情報は人と人を結びつけ、人のつながりを強化していくものでもある。SNSがいい例ですね。これらを通して「幸せ」を実現していきたいというのが孫さんの想いなのでしょう。
ソフトバンクのESを解説してみる - 論理と情緒と情熱と。

通信会社の社会的価値って、コミュニケーションのインフラを提供していることだと思うんですよね。「つながりたい」という思いは、孤独を嫌う人間の根源的欲求でもあると思うし、一方でビジネスの効率性も著しく高めてくれる。そういう視点から志望動機を書いたら良いのではないでしょうか。
詳しい志望動機の書き方はこちら。

面接ES全てにつながる本質的な志望動機の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします - 論理と情緒と情熱と。

  • あなたのアピールポイントについて、エピソードを交えて教えてください。アピールポイント(30文字以内)エピソード内容(400文字以内)

自己PR=学生時代に頑張ったことですね。問題解決のフレームワークを使って書ければより効果的です。詳しくはこちら。

面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。

  • あなたの夢を教えてください。その夢の実現にあたって、ドコモでどのようなことに「情熱」を持ってチャレンジしたいですか?(400文字)

これはあなたのビジョンに関わることですが、志望動機のところで書いた、「業界の志望動機」と関連付けるといいと思います。こういうのは、企業が社会に対して発揮している価値を考えて、そこに共感しているよ的なことを示せれば大丈夫です。

私がもし書くとしたら、上で書いた「コミュニケーション」というところに焦点を当てて、「寂しさを幸せに変えるインフラの実現」とか「日本企業の生産性を高めて世界で勝てるように、通信インフラを整えたい」とかたぶん言いますね。