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アサヒビールのESを解説してみる

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アサヒビールがリクルートライフスタイルと面白いことを企画しているようです。


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アサヒビールとリクルートライフスタイルがスマートフォン(スマホ)を活用して、2月から若者のビール消費拡大に向けた集客に乗り出す。21歳の男女に、ビール1杯無料の特典や交流の場を提供。外食店への送客に加え、酒文化や酒場の魅力を伝えることで需要を掘り起こす狙いだ。縮小するビール市場を活気づける一手となるか。業界の注目度も高い。
「21歳企画」で酒場に活気 アサヒビールが飲みアプリ: 日本経済新聞

アプリを作ってそれで集客して、飲食店に誘致する作戦みたいです。メディアで集客しているリクルートと、お店が提供しているビールを作るビールメーカーが一緒に協力するってなかなかおもしろいこ。でも確実に両者にとって相乗効果はありそうですよね。

リクルートにとってはそれでホットペッパー(かな?)のリピーターになってくれれば広告収入が増加するし、アサヒビールにとっても消費量が増えるし。
一杯無料とかになっているその分の割引コストはどこが負担してるのかなー、きっと力関係的に一番弱い飲食店なのかなーとか邪推はしてしまいますが笑
まあ、1万人の利用を目指すっていう目標がちょっと少ないのかな、どうなのかなという気がしないでもないですが、卒業や進学・就職の時期ですし、消費者にとっては嬉しいですよね。

さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

アサヒビール14卒ES事務系

  • あなたがアサヒビールに入社したい理由と、実現したい夢を教えてください。(800文字)

前半の「アサヒビールに入社したい理由」は業界の志望理由と企業の志望理由に分けて書きましょう。実現したい夢というのは、業界の志望理由の延長上で書くと書きやすいかなと思います。

ビールの社会的価値ってたぶん、ストレス発散してくれることとコミュニケーションを円滑にしてくれることの2つだと思うんですよね。よく日本人はシャイとか言われて、お酒があるからこそコミュニケーションができるとか言いますよね。そういうところに価値を感じていて、だからビール業界に入りたいっていうふうに私だったら書きますかね。業界の志望動機としては。もちろん、もっと具体化しますが。

面接ES全てにつながる本質的な志望動機の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします - 論理と情緒と情熱と。

  • あなたはどんな人ですか(300文字)

他己分析の記事を書いた時にジョハリの窓というのを紹介しました(詳しくはリンク先を見て下さい)。つまり、「自分という人間」は自分が把握している部分と把握できない部分がどうしてもあるということです。もし面接でこの質問がされたら、面接官はある程度「多分この人はこんな人だろう」というふうに当たりをつけています。そこからあまりにも外れすぎるとそのギャップを修正するのが大変なので、予め他己分析をして自分が他者からどう見えるかということを把握し、それにに絡めて書くとよいでしょう。

また、これは基本的には自己PRの設問なので「アピールポイント」+「それを証明するエピソード」という構造で書くといいですね。

面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。

  • あなたがこれまでに感動したエピソードについて教えてください(300文字)

「感動」にはあなたの価値観が現れます。あなたがどんな価値観を有しているのかを知りたいのです。構造としては「感動した経験」+「感動したポイント」という構成で書くとよいでしょう。