論理と情緒と情熱と。

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キリンビバレッジのESを解説してみる

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キリンの「澄み切り」が売れているようです。
キリンの新ジャンル「澄みきり」が異例の超速リニューアル、その理由とは | マイナビニュース


ビール業界は学生に人気の業界の1つですが、国内市場のことを考えると縮小は必至。その中でどのように海外に売っていくかが企業として試されています。サントリーの記事でも触れましたが、サントリーはビーム社との大型M&Aを締結しました。これはかなりリスクのある選択ではあるのですが、そういう勢いで海外に出て行かないと世界で生き残っていけないと言う焦燥感の表れなのでしょう。

さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

キリンビバレッジ14卒ES

  • 志望職務・志望動機(志望職務 《 営業 ・ 営業企画 ・ 商品企画 ・ その他( ) ・ 特にこだわらない 》)

この設問では、業界の志望理由、企業の志望理由、職務の志望理由の3点を含めるとわかりやすい文章が書けるはずです。志望動機に関しては下記を参考にして下さい。

面接ES全てにつながる本質的な志望動機の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします - 論理と情緒と情熱と。

  • 学生生活で特に力を入れた活動を一つ取り上げ、その中から得られた「成果」をお書きください。また、その成果を創出するためにあなた自身がどの様な取り組みを行ったのかを、下記3つの視点に分けてお書きください。

・挑む・行動する(チャレンジ)
・考え抜く・やり切る(コミットメント)
・協働・協力する(コラボレーション)

「成果」は定量的に、数字を使って書いてください。たとえば、○○大会優勝、100万円の売上、1000人の集客、など。「挑む・行動する(チャレンジ)」という要素を含めるということは、その活動の中で達成が難しい「困難」があったということになります。なので、それがどれだけ困難だったか、ということも忘れずに記述してください。また「協働・協力する(コラボレーション)」という要素を含むということは、必然的にチームもしくは複数のステークホルダー(利害関係社)のなかでの経験ということになります。どうやって協同したのか。そこには必ず自分を信頼してもらうというプロセスを経なければならなかったはず。その「信頼」をどのようにして実現したのか、ということを期待しているのです。

面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。

  • テーマ: お客様の笑顔づくりのために、あなたが創りたい『新しい飲料文化』について、理由(根拠)も併せて企画書を作成してください。

企画書となると難しいですが、以下の要素を含めると良いでしょう。
・飲料文化の定義:「誰が」「いつ」「どこで(どういう状況で)」「何を(どんな飲料を)」飲む文化のことなのか
・飲料文化を作りたい理由:その文化が「誰に(消費者なのか、キリンという企業のなのか、それとも他の業界なのか)」「どのような価値(企業の売上アップ、消費者の満足度の向上(ここでも、満足度は何かという定義が必要))」を与えるのか

まあ、企業というのは基本的に営利企業なので、私だったら、企業が利益を生むような文化を考案しますね。


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