論理と情緒と情熱と。

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みずほフィナンシャルグループのESを解説してみる

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最近、暴力団との取引で話題になったみずほフィナンシャルグループです。


まあ、あんな問題があったにせよ、絶対につぶれないのがメガバンクですからね。経済学部の金融論の教科書ですらでてくる「too big to fall」という考えがあります。つまり、メガバンクのような銀行は規模が大きくなりすぎて、しかも社会的な影響力が甚大なので、もしつぶれてしまったら経済が界に与えるネガティブな影響が大きすぎてつぶせないということです。またリーマンショックみたいなことが起きてしまうので、日本の大きい金融機関は絶対つぶれないはずです。

銀行での働き方を理解するために

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両方ともドラマ化されたの知っている方もおおいとおもいますが、銀行で働くということの雰囲気や空気を感じることができる小説です。その空気がわかっているかどうかで面接でのパフォーマンスも変わってくるので、銀行志望者は一読をお勧めします。

さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

みずほフィナンシャルグループ14卒(ES総合職)

  • 当グループを志望したきっかけ(具体的な出来事)<200字以内>

一般的な志望理由ですね。こちらが参考になります。

面接ES全てにつながる本質的な志望動機の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします - 論理と情緒と情熱と。

「具体的な出来事」と書いているので、志望する「軸」を持つにたった原体験を書くべきですね。志望動機は基本的には「その業界を志望する理由(そう思うに至った経験)」と「その中でその企業を志望する理由(そう思うに至った経験)」の2つの要素が必要になります。前者に関しては銀行が社会に与える理由から考えるといいでしょう。
銀行は融資を通して企業活動に必要な資金を供給しています。銀行の存在があるからこそ事業を行うことが企業がたくさんありますし、多くの有名企業は銀行の存在なしには企業活動を行うことができません。また、融資を行う際にきちんと審査をするので、将来性のある、有望な企業に資金を貸与していると言えます。そういう意味で、本当に社会にとって有益な企業にフォーカスできるのです。
もし、このように志望動機を組み立てるのなら、なぜそのように思うようになったかという、もとになる経験を書くことを、この設問では「具体的な出来事」と書くことで要求しているのです。

  • 選考会エントリーするコースの選択理由 <100字以内>

各コースの特色はここに載っています。
【2014年度新卒採用】基幹職(総合/専門)募集コース一覧表

  • これまでに一番力を入れて取り組んだ出来事(周囲との関わりがある出来事を入力) <30字以内>
  • その出来事について1.いつ頃の出来事か2.得られた成果やそれに至る工夫3.苦労やそれを克服するための努力等 <300字以内>

純粋な自己PR=学生時代にがんばったこと、ですね。「周囲との関わりがある出来事を入力」とあるので、「2.得られた成果やそれに至る工夫3.苦労やそれを克服するための努力等」の部分で周囲を巻き込みながらの努力を書けることを、採用担当としては期待しています。
以下のエントリーが参考になります。

面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。