論理と情緒と情熱と。

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東京海上日動火災保険のESを解説してみる

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損害保険のトッププレイヤー、東京海上日動です。


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この会社の名前を聞くと火災現場が想像されるのは僕だけですかね笑

東京海上日動、保険金未払いか 車保険で約10万件: 日本経済新聞

こういう不払い問題ってたくさんありますよねー。保険会社の金払いの悪さはいろいろ聞いたりする分、そういう企業体質なのかなーって思ってしまいますよね。あ、僕の知人でここで働いている方はめちゃくちゃいい人ですよ!笑

さて、こういうエントリーシートでは設問の意図を把握して、いかにそれに沿った答えを書けるか、ということが大事。でも就活生の立場だとそういう意図ってあんまりわからなかったりするので、その辺を解説しますよ。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と情熱と。

東京海上日動火災保険14卒ES(全国)
1.大学時代に力を入れて取り組んだことを3つ挙げてください。 (150文字以内)
2. 1でお答えいただきました3つの取り組みのうち、最も力を入れた取り組み1つを下記より選択ください。
3. 2でお選びいただきました取り組みに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。 (250文字以内)
4.その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください。 (500文字以内)

この1から4までの設問全部で、1つの「学生時代にがんばったこと」を問う設問になっていると言えます。3では単純に内容のことを書くと良いでしょう。自分がアピールしたい、成し遂げた出来事ではなく、所属している団体が普段の活動として何をやっているか、ということです。そして、具体的な取り組み(=問題解決)について、4で書いてください。
たとえば、部活動で全国大会出動するのに貢献した、という経験を書くときに、3ではその部活動ではサッカーをやっていて、部員全員で80人近くいて、集に6日、毎日6時間は練習しています、今までの戦績はこうです、みたいなことを書くわけです。
そして4で、その部活動のなかであなたが何を行ったのかを書くのです。どうやらチームのモチベーションが低下してしまっていることに問題意識を感じて、どうやらいろいろ考えたり調べてみたりすると、それはメンバーと顧問、それと練習方法に起因しそうだ。だから人間関係をこういう風に改善して、練習メニューもこう変えた。その結果、メンバーのモチベーションが●●という形で表れ、それが結局全国退会出場につながった。そういうような分け方をするべきなんですね。

面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と情熱と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。

5.当社の志望理由をお聞かせください(興味を持ったきっかけではありません)。 (150文字以内)
一般的な志望理由ですね。興味を持ったきっかけではありません、とあるように、ここでは「この企業で働くことによってどんな人々にどんな価値を提供していきたいか」ということを書くべきで、加えてその思いは「あなたのどういう過去の経験に由来するのか」ということを聞きたいのです。
具体的な書き方についてはこちらを参考にしてください。

面接ES全てにつながる本質的な志望動機の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします - 論理と情緒と情熱と。


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