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論理と情緒と情熱と。

就活とかキャリアに関すること多め。「考えたこと」特に、キャリアに関するエントリーを中心に掲載してます。

シティグループ証券のESを解説してみる

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外資系の投資銀行、シティグループ証券です。外資金融だけあってやはりESでも英語を求めてきますね。ESで英語課されたら書けるくらいの人じゃないとウチはいらないよ、ってことですよね。実際、この手の会社って入社時点である程度英語が使えるようになってないとけっこう厳しいと思いますし。

一般的なESの書き方はこちら
【学歴別】ES(エントリーシート)の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
ESをわかりやすい構成で書くコツ「状況・複雑化・疑問・答え」(考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則) - 論理と情緒と就活と。

シティグループ証券14卒ES

  • あなたのセールスポイントをご記入ください。 200 文字以内
  • 就職志望する社名・業界名をご記入ください。 50 文字以内
  • 先の「就職志望先社名・業界名」の質問で、それ(ら)を選んだ理由をご記入下さい。

200 文字以内

  • 希望部門を志望する理由につき、業務についてのあなたの理解を踏まえながらお書きください。(日本語全角) 400 文字以内
  • Which company’s stock will you pick to invest in over the next year, and what are the reasons for choosing this particular company?

(Please describe in English)(半角英数字)
800 文字以内

  • あなたが大切にしている価値観について、実体験を踏まえてお書きください。

(日本語全角) 400 文字以内

まず、最初のセールスポイントの設問は、一般的な自己PRであり「学生時代がんばったこと」タイプの質問ですよね。アピールしたいポイント+それを裏付けるエピソードという形で書けるようにきっちり設問を分けてくれてます。親切ですね。

さて、ここでは投資銀行が求めるような能力・資質をアピールしないと相手には響かないということになりますが、投資銀行で求められる能力というのはなんなのでしょうか。この記事の最下部で参考書籍を紹介していますが、投資銀行の激務を考えると、スーパーなタフネスが求められると言えます。某IBDの新人社員さんは、「毎日最低でも2時間は寝れるから大丈夫!」ってのたまってました。

あとは物事を遣り切る力とか向上心とか、そういうものはどこの企業でも求めますしね。あとは組織の中でもきちんと立ち回っていけること。外資系はドライとかいいますが、上司の期限損ねたら評価だだ下がりだし細作首は寝られますからね。日系以上にウェットな部分がある。

詳しい自己PRの書き方については以前記事書いたので参考まで。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方前編:面接官の意図 - 論理と情緒と就活と。
面接やES全てにつながる本質的な自己PRの考え方後編:ー効果的な自己PRの構造ー - 論理と情緒と情熱と。


就職志望する企業というのはもちろんここではシティの名前を書くべきでしょう。なんというか、こういうの茶番。

詳しい志望動機の書き方についてはこちら。
面接ES全てにつながる本質的な志望動機の考え方 - 論理と情緒と情熱と。
志望理由で「成長したい」と言う就活生がいたら迷わず落とします - 論理と情緒と情熱と。

英語の設問については、「向こう一年間で、あなたが投資したいと思う株の企業はどれですか。それを選んだ理由とともに教えてください」って感じですね。このくらいの英語ミスなしできちんとした英語書けるよね?っていう確認が1つ。と、投資銀行で働きたいっていうくらいだったら経済のこととか企業のこれからの動きとかに当然興味持っているよね?っていうのが1つ。

株に投資して収益を得るには配当とキャピタルゲインがありますが、配当は一年単位とかじゃなくてもっと長期スパンで考えるべきものなので、ここではキャピタルゲインを目的とします。そうすると一年後に株価の上昇率が一番高い企業はどこか、っていう問に帰着するはずなんですよね(空売りは期待してないと思うので)。で、株価ってのはだいたい業績とかその企業の潜在的な成長性が一般に認知されたときに上昇する(と思う)ので、そういう企業をピックしたらいいんじゃないですかね。一昔前だったらソシャゲの会社とかになるのかなあ。

そして、最後の価値観を問う質問は、面接官が面接で一番聞きたい部分の質問。あなたのコアや資質はなんですか、という話。過去記事の以下の部分が参考になります。

これは就活生の価値観や考え、人となりを問う設問です。人間の行動や決断には必ずその人のバックグラウンドから生まれる価値観が反映されるもので、そこを採用担当は見たいのです。そして、そういった価値観が三井物産のカルチャーとマッチしているかということを確認したいのです。

人間というのは決断するときに、自信の成熟度合いというものが反映されます。例えば、小学校でAくんのことをBくんがいじめようとしている、そのときに見て見ぬ振りをするのか、加担するのか、それとも止めに行くかでは、推測される人となりというのは変わってくるでしょう。また、自分が内定を2つもらって決めかねている。片方は待遇も良くキャリアの可能性も見込めて、ワークライフバランスも良いが地元を離れて全国転勤の可能性がある。もう片方は地元に残って働けるが待遇もキャリアの可能性もあまり見込めない。配属される部署によっては激務の可能性もある。このとき、つき合って1年になる大学の後輩の彼女がいた。そのときに、地元で就職することを選ぶことが本当に良いのだろうか?

さて、三井物産はどういう価値観の人間を求めるのでしょうか。もちろん、絵に描いたようなスーパー大学生みたいな、謙虚でしかし自分に自信を持っている成熟した人間であるに越したことはないでしょう。実際、総合商社に内定して行くのはそのような学生たちです。自分中心の価値観ではなく、周囲や他社、社会に対して貢献したいという利他精神を持ち合わせている人。努力家で、自分の仕事に責任を持ち、最後前やり遂げられる人が良いでしょう。

こういったものというのはその人の人生を書けて形成された「コア」とも言うべきものです。それがなんなのか、採用担当は知りたいのです。

コアを見つける自己分析のやり方についてはこんな記事を書きました。

三井物産のES解説から考える総合商社に採用される人材 - 論理と情緒と就活と。

外資金融で働くことの理解を深めるために

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