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説明会は手ぶらで行っちゃダメというお話

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就活は合同説明会から始まり、各社個別のセミナーを開いたりと、「説明会」と名のつくイベントが非常に多く開催されます。就活生も数少ない企業との接点を大事にしようと説明会にたくさん参加していると思いますが。なので、就活に置ける説明会の比率はなかなか大きくなってしまうわけですが、そんな説明会に参加する時間を有意義に使えているでしょうか。

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説明会の合間にカフェで時間をつぶすということも多いかと思います。

説明会は準備した上で、社会人と話をする時間として使うべき

ただセミナーがあるから、いかないと周りから出遅れてしまうから、というスタンスで説明会に参加してしまうのは非常にもったいないです。2時間もあるわけですから、それに参加しなかったらテスト勉強できたかもしれないし、ES書けたかもしれないし、デートできたかもしれないし。

説明会は「受ける」という態度ではなく、「使う」というスタンスで参加すると有意義に過ごせます。

説明会が教えてくれる情報

なぜなら、説明会で説明されること自体は、ネットやパンフレットにも転がっていて、あまり情報の価値に希少性がないからです。事業モデルを説明したり、キャリアパスを説明したり。「この仕事のやりがい」とかは抽象的な言葉で語ってるので結局どこの会社も一緒。本当にその「情報」を知りたいんだったらネットサーフィンしてたら出てきます。だったら、説明会行く意味ないじゃん、と。

それでも、説明会に参加する意義はあって、それはその社員の人が実際に来ているということ、それによって2つのことが可能になるからです。

情報を獲得すると言う観点からの有用性

まず1つ目は、質問しなければ得られない情報が得られると言うこと。つまり、あらかじめ社員の人が説明しようと準備していたこと以外の、生の情報が聞けるということ。これはどこにも書いてないし、ネットにも載っていないことなので、情報の希少性が非常に高い。しかもそれが自分のキャリア選択の意思決定に置いてクリティカルなものだったら、何が何でもその情報がほしいですよね。

こういった情報は質問しなければ絶対に社員に口からは出てこないので、必ず質問してください。OB訪問と同じ意味合いがあると言うことなんです。
なので、そう言った質問ができるように会社のことは事前に調べておくべきだし、そうしないと自分が何を聞きたいのかが判然としません。説明会を有意義にするにはこういった準備が必要で、手ぶらで行っては得られるものも少ないんですね。

その会社のカルチャーや人柄を知るという点からの有用性

もうひとつ、大事な点として、その企業のカルチャーや社員の人柄が、言語化されない部分で感じ取れるということです。そういった人の相性というのが、志望動機でも効いてきますし、内定を複数もらって、さてどの会社に行こうかと考えるときも、結局決定打はそういうフィーリングの部分だったりします。
それに面接でも、その企業のカルチャーや雰囲気を出せれば、面接官も「この子はウチの会社にいそうだな」と思って、通す可能性が高まります。
なので、社員と会える貴重な機会ですから、面接での再現できるくらいのレベルでカラーを感じ取れればベストなのです。

一番大事なのは説明会が終わった後

クリティカルな質問をしたり、社員の人柄を感じ取ったりというのは、大勢の就活生の前ではやりにくいですし、社員も微妙な質問には答えづらいでしょう。なので、そういうものを引き出しやすくできるのは、限りなく1:1に近い状態。なので、説明会が終わったその後に社員に直接聞きにいくのが、1番効率的な説明会の使い方なのです。


蛇足だけど、そうやって説明会で質問しにいくときって、就活生って1人の社員に対して絶対列を作るよね。あれマジで無駄だと思うから辞めた方が良いと思うんだけどなー。残った人全員で輪になって聞いてれば良いじゃん、って思う。