論理と情緒と情熱と。

就活とかキャリアに関すること多め。「考えたこと」特に、キャリアに関するエントリーを中心に掲載してます。

[メール文面例付き]評価が下がらない、具体的なOB訪問のやり方

スポンサード リンク

OB訪問に関してはOB訪問って必要なの?-聞いた方がいいことリスト付- - 論理と情緒と情熱と。という記事を書きましたが、スタンスというか考え方に偏って説明していたので、具体的な方法を今回は書きたいと思います。

f:id:kyuruppa:20140125164212j:plain
OB訪問に限らず、就活では地図は必須ですね。Google先生を使い倒しましょう。

OB訪問では人事にその結果を報告している会社もあります。つまらないところでミスって評価を下げないように、OB訪問のノウハウについて紹介します。

1.どの会社にOB訪問するかを決める

まずそもそも、どこの企業の人に会いにいくかを決めなければなりません。その企業はスタンプラリー的にOB訪問が必要な企業か、もしくは志望度が高く、よりその企業のことを知りたいという場合のどちらかに大別されます。そして圧倒的に多くが後者となります。

その際には必ず自分が何を明らかにした以下を明確にしてから行きましょう。社員に会えば何かいいこと教えてくれるだろう、という態度で訪問しては、社員さんの方も何を喋ればいいか困ってしまいます。なので、10個くらいは聞きたい質問を用意していくといいですね。

2.その会社の社員さんを見つける

さて、OB訪問をする準備ができたら、その社員さんを見つけましょう。方法はいくつかあるので、順に紹介します。

  • ゼミやサークル、部活動などの先輩のコネ

これは説明不要だと思いますが、先輩やOBさんに紹介してもらうというのが一番手っ取り早いと思います。何回か人を介すことになることはある程度普通だと思うので、そこは恐れず消化してもらいましょう(たとえば、先輩の友人の先輩に会いたい場合など)。もちろん、先輩はあなたを信用して紹介してくれるわけですから、

  • 社会人の知り合いの人(親戚含め)に紹介してもらう

これは少し難易度が高いかもしれませんが、社会人の人で知り合いの人がいればその人を活用しましょう。親戚にそういう企業の人がいたらラッキーですよね。直接その企業が見つからなくても同業界の人はつながっている場合が多いので、その人に知り合いにいないか聞いてみましょう。

  • 就活支援団体や企業の人にお願いして紹介してもらう

これは就活支援団体を利用している人なら比較的に容易に探すことができるでしょう。なにしろ彼らは就活生を支援することを目的にしているのですから、喜んで協力してくれるでしょう。

  • その企業のインターンや選考で良いパフォーマンスを挙げたと思われる友人にお願いしてみる

実は企業というのは大手人材メディアに広告を出して学生を集客しているいっぽうで、優秀な学生がいないかコネを使って探しています。内定者に後輩を紹介してもらっている企業もあります。なので、優秀な友人でその会社の選考やインターンに関わった人がいれば紹介してみるようにお願いしみると良いでしょう。

  • SNSを使う

今やFacebookやTwitterでいろんな企業の人がアカウントを作って利用しているので、お目当ての人がいたらメッセージを送ってみると良いでしょう。断られたり無視されたりする可能性も高いですが、2、30人くらい送ったら一人くらい反応してくれるかもしれません。

  • 大学のキャリアセンターの名簿を使う

だいたいの大学のキャリアセンターでは卒業生がどういう企業に行ったか、連絡先などの資料があります。それを見せてもらって個別に連絡を取るのもいいでしょう。

  • 企業の人事部に直接問い合わせてみる

これはある種、最終手段でもありますが、ダメ元で企業の人事に電話なりメールなりで聞いてみるというてもあります。人事野方針として社員を紹介していないところもありますが、そうでなければ(あと社員のキャパが足りていたら)紹介してくれるので、まずは連絡してみましょう。

3.コンタクトをとる

基本的にはメールでコンタクトをとるのがおすすめです。電話だと仕事やプライベートの邪魔をしてしまう可能性もありますし、メールの方が日程調整もしやすいでしょう。以下、参考文面を記載します。

五菱商事株式会社
金属資源部
三角太郎様


はじめまして。
○○さんから紹介して頂いた××大学の万年寝太郎です。
今回はお忙しい中、面会の時間をとっていただけるということで、ありがとうございます。


私は経済学部の三年生(新四年生)で、現在、総合商社を中心に就職活動をしています。
これまでの就職活動の経緯としましては、△△証券、フーズ&カンパニーのインターンシップに参加し、メガベンチャーのXXからビジネス職で内定を頂いております。


○○さんから非常に優秀な方だと紹介いただいたので、是非ともお会いしてお話させていただき、今後のキャリアの参考にさせていただきたいと考えております。


さて、面会の日にちに関して、直近で申し訳ないのですが、以下の候補の中でご都合つきますでしょうか。可能の日時をご連絡いただけたらと思います。


1月22日14時以降
1月23日17時から21時まで
1月25日17時から21時まで
1月27日15時まで
2月1日終日可能


それでは、季節の変わり目ですが、風邪などひかぬよう、ご自愛ください。


ご返信お待ちしております。


万年寝太郎

注意点としては、
・署名は必ずつける
・アポイントメントの候補は5つくらい挙げる
・日程は可能な限りメールを送ってから1、2週間は先の予定にする
・自分の自己紹介として就職活動の状況を説明する。インターン参加経験や内定があればそれも併せて記載する
といった感じです。

4.リマインドを送る

アポイント日前日か前々日くらいには確認のメールを送りましょう。この文面は簡単でいいでしょう。
これができると印象アップですよ。

五菱商事株式会社
金属資源部
三角太郎様


お世話になっております。
××大学の万年寝太郎です。
明日19:00にXXさん(企業名)の丸の内本社に伺いたいと思います。


当日の連絡先はこちらです。
080-123-4567


よろしくお願いいたします。


万年寝太郎

5.実際に会う

面会の際には必ず早めに、遅くとも10分前には着きましょう。相手は忙しい中せっかく時間を割いてくださっているので、それに対する礼儀ですね。

注意することは普通の面接の時と同じです。失礼の内容、新社会人としてふさわしいような振る舞いができればOKです。

もし、ご飯や飲み物をごちそうになった場合は、必ず財布を出して(そぶりで良いので)払う意志を見せて、おごって頂けるのだったら、無理に断らずにおごられましょう。

6.お礼メールを送る

会ったその日、遅くとも次の日にお礼のメールを送りましょう。これも、社会人としてのマナーですね。

五菱商事株式会社
金属資源部
三角太郎様

××大学の万年寝太郎です。

本日はお忙しい中、貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。
今回の面会において、商社でのキャリアイメージ、入社後の転職の可能性、配属の決定要因の三点についてヒントを得たいという目的意識の下、臨ませていただきました。
ざっくばらんにお話させていただき、個人的な所感として、その三点全てにおいて腑に落ちる答えを得ることができました。

また、私からこのようなことを申し上げるのは恐縮ですが、三角様の人間性や優秀さがひしひしと伝わり、このような方と働きたいと、五菱商事の志望度が非常に上がりました。
良い報告ができるように、気を引き締めて4月からの面接に臨んでいきたいと思います。

それでは簡単ではございますが、面会のお礼とさせていただきます。

お身体には気をつけて。

万年寝太郎

ポイントとしては、この面会を経て、自分がどういう気づきをえて、どのように考えを変化したのかを付記すると、聡明の印象や熱意を伝えることができます。テンプレ通りの言葉ではなく、自分の言葉で書けるとグッドですね。

最後に

以上がOB訪問の具体的な方法です.
ぜひ有意義な面会にして、本番の面接につなげてくださいね。


[asin:4657110020:detail]

総合商社対策でOB訪問をする人は多いですが、書籍から学べることも多いです。この本は商社のビジネスについて詳しく記述してあり、これを読めば、情報集という転嫁rはあOB訪問は不要ですらないかと思えるくらいです。商社志望必携。