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アーサー・D・リトル(ADL) 本選考(ES、GD、面接)

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今回はアーサー・D・リトルの選考について書きたいと思います。

選考フローは、

ES→GD→個別面接×複数回(4~6回)→内定

という風になっており、選考過程にジョブを含まない稀有な外資コンサルファームとなっています。

噂だと理系院生しかとらないとか言われているらしいですが、選考過程で文系学部出身のコンサルタントの方にも会いましたし、ぼく自身も文系である程度選考が進んだので、その噂自体はナンセンスといえます。ただ、優遇傾向はあるようです(もともと製造業に強いファームですし)。

夏にインターンに参加ていると志望動機がうまく言えるような気がしますが、それ以外の点ではインターンに参加する意義はあまりないと思われます。

 

まずESについて。ここで結構絞られるみたいです。学歴があってもきちんと手を抜かないように。内容としては、

  • あなたの強みとそれを裏付ける経験・出来事について教えてください。(最大500字)※
  • あなたが日常生活の中で抱いている問題意識と、それに対する解決策について教えてください。(最大500字)※

コンサルなので、ロジカルに描くことが最重要。二つ目の設問については、ケース面接のような答え方を意識して書きました。

後日メールで選考結果とともにGDの日程調整をします。

 

次にGD。1グループの人数は5,6人です。所要時間は全体で1時間半ほど。余談ですが自分の予想より時間がかかったのでその次に入れていた外資メーカーの選考をぶっちする羽目になってしまいました笑。

最初にお題を与えられて(お題はコンサルタントの方がその場で考えている印象でした)、10分間個々人で考え、それぞれが1分間程度で発表、適宜社員の方からフィードバックや質問を受けます。その後、20分間のGDでした。それが終わった後、何人かに面接官の方が質問します。おそらくここで質問される人というのは、面接官が通そうかどうか迷っている人です、それ以外の人はすでに面接官の中で評価が固まっているのでしょう。ぼく自身もそこでは質問されませんでしたが、個人発表やGD発表のパフォーマンスの感触は良かったですし、通っていましたし。

外資のGDですから目立つことを恐れてはいけませんが、その一方で人の話を聞く、すなわち他人が提示した適切な論点はうまく議論に昇華していくことができずに議論を乱してしまうのはNGです。本質的な議論ができてさえいれば、自分が引っ張っていっても通ります(自分がそんな感じだったので)。ここでのお題もケースのようなお題だったので、下記の本で対策が可能です。

東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」

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何よりも全体が見えていて本質的な議論ができることが重要なので、的確な発言を心がけましょう。

選考結果は電話で土日はさんで10日後に来ましたが、遅かったのでひやひやしました笑。

 

続いて一次面接。一対一。一時間程度。四年目の方。さわやかイケメンで感じよくて惚れそうになりました。

面接内容は、

  • ES内容に関連したフェルミ推定
  • その市場規模を上げるにはどうしたらいいと思う?
  • ほかにどんなとこ受けてるの?
  • 将来どんなことしたい?
  • どんな人になりたい?
  • 逆にこんな人になりたくないとか、嫌いな人ってどんな人?
  • 逆質問

でした。ケースの対策をしていれば易しいと思います。ただ、面接時間が1時間と長く、面接全体の中で論理的思考能力や頭の回転を見られているので、付け焼刃の「ロジカルシンキング」ではきついのではないかと感じました。

いただいたフィードバックとしては、

  • フェルミ推定とかパパって計算できたのは良かったね。まあ必要最低限だけど
  • ロジカルに考えられることも大事だけど、コンサルの面接なのは自分なりの新しい視点を盛り込めるかってことなんだよね。IBDでもケースとかあるけど、そこではあまりそういうのは求められない
  • 嫌いなものは?って聞かれてちゃんと答えられたのは良かったね。嫌いなものをちゃんと言うってのは仕事上では大事だから
  • 声大きいね。いいことだね。

というような感じでした。面接自体がたのしく、この人と働きたいって心底思いました。

また、印象的だったのが、「自分は志望動機なんて重視しない。一緒に働きたいかどうかを見ているだけ。そんなロジック的に完全にこのファームじゃなきゃダメ!なんて、俺は見ないし、こいつ採りたいって思うのが先で志望動機は後付けだと思うんだよね」と言われたこと。この時、志望動機は虚構だという思いが確信に変わりました。

通過連絡は即日か翌日に電話で。

 

二次面接。同じく個別。1時間強。聞かれた内容は、

  • 志望動機

のみ笑。これをさんざんディスカッションして深めていく形式でした。ひたすらロジカルにMECEに受け答えすることを心がけました。前回同様、面接自体が楽しくて、非常に好印象でした。ADLのコンサルタントはクライアントの話をよく聞けると形容されることが多いらしいですが、本当に素晴らしい方々でした。

面接中に印象的だったが、コンサルの中でもなぜADLなのかを聞かれたときに、「たぶんコンサルって外から見ても分かりにくいと思うから、推測や仮定を含めたうえで答えてくれていいから」って言われたこと。一次の時の方も、「自分は志望動機なんて重視してない」って言ってたし、志望動機が虚構であることへの潔さが感じられてなんという爽快感みたいのものを感じたのを覚えています。

あと、マックとかは大量採用大量OUTだけど、ADLは長くうちで働いてくれる人をとるともいってました。

通過連絡は即日か翌日に電話で。

 

三次面接。マネージャークラスの方と個別面接1時間×2でした。

結果的にいうとここで落ちました。二時間も頭フル回転で面接ってのも結構きつかったし、二人目の方のケースで自分で失敗したというのを自覚していたので、致し方ないかなと。

質問内容は、

  • あなたの研究内容を小学生に分かるように話して
  • もしほかの人に、コンサル受けたいんだけどアドバイスくれ、って言われたらどう答える?
  • 最近気になるニュースは?
  • コンサル以外はどこ志望しているの?
  • 志望動機
  • なんで地元を離れて今の大学に行こうと思ったの?
  • 自分の地元を活性化させるにはどうしたらいいと思う?

です。形式的なものではなく、面接官の興味関心に応じて聞いてる雰囲気でした。

ほかのファームと違って特徴的だなと思ったのは、ケース面接をケースっぽく行わないこと。BCGとかマックは「これからケースやります」って言ってくれましたが、これがケースかどうなのかわからないようなまま、会話の途中に混ぜてくる感じで出題されたのでやりにくかったです笑。後から思い返すとあれケースだったなって感じのもありました。

 

僕の体験は以上になります。どのプロセスでもそうですが、コンサルの選考である以上、どれだけ本質的な議論ができるかがカギです。