ゴールドマン・サックス 選考情報(ES、面接、グループワーク)
外資の投資銀行はあまり興味なかったのですが、ノリで出したらある程度進んだので(笑)、その時のことについて書いてみたいと思います。正直選考が進むにつれて面白そうだなあと思い始めたので、なんでもっと前に興味持たなかったんだと悔やみましたが。
選考プロセスとしては、
ES→テストセンター→面接×3+作文→GW+採用責任者面接×2→部門別面接×?→内定
という感じでした。
自分は部門別に呼ばれなかったのでそこまでだったということで、それまでのプロセスについて。
ESの内容は次の通り。
- 応募部門志望理由: 応募部門への志望理由をご記入ください (600字以内、改行不可)
- 長所、短所: ご自分の長所と短所を述べてください (600字以内、改行不可)
- 自由アピール欄: 自己PRなどを述べてください。 英語で書くことを推奨します(200字以内、日本語または英語、改行不可) (200字以内、改行不可)
のみです。簡潔にわかりやすく書くことに注意しました。また、自由アピール欄は英語で表記しました。
テストセンターも思ったほど能力検査ができたと思えなかったのですが通ってました。まあ英語はおそらく満点だったと思いますが(実際に面接官に褒められた)。
で、テストセンターに合格すると六本木に呼ばれます。ここで15分×3の面接をした後、作文を書かされます。作文は至って普通の内容で、普通に自己分析できていれば書けるものです。たしかお題が二つあり、どちらかを選ぶ形式でした。
面接の内容ですが、至って普通の面接でした。雰囲気もいたって和やかで、自分がそれまで抱いていたGSのイメージをいい意味で覆してくれました。みんないい人。
具体的な質問内容としては、
一人目
- なんでも好きなこと喋ってください。
- 終了。笑
二人目
- 投資銀行の志望動機は?
- その中でもなんでうちがいいの?
- なんで地元から出て遠隔地の大学に行ったの?
- 最初の志望動機で三つの要素を挙げてくれたけど、なんでそれぞれの要素を重視しているのか教えて
三人目
- 算数得意?
- じゃあこれ計算してみて(二桁×二桁を何題か)
- (他社の)インターンでは何やったの?
- 周りからどんな人物だって言われる?
- その特徴を表す具体例は?
- これだけは人に負けないって経験ある?ほかの人がしたことないとか
注意したことは、はきはきしゃべること、明るくふるまうこと、端的に答えることによって相手の質問を誘発すること、などです。二人目の方の最後の質問のようなものに答えるには、自分の志望動機が自分の過去の体験とリンクしてることが大事です。やはり実体験を伴うことによって説得力が増すので。自分がそれを話した時も、「よくわかりました」と言われたので個人的にも満足度の高い面接でした。
これに通ると二次選考に呼ばれるのですが、時間が11時から21時(!)一日拘束される選考となっていました。この時点で40人程度に絞られていたので、ここを通ればあと一息、といったところだったのでしょうか。
午前中は軽い説明会が行われ、午後が五人程度でグループワーク 、新規事業立案みたいなことを行いました。それと並行して二回程度の面接が行われました。グループワーク中社員の方が傍に来てメモを取る場面が何回もありました。この社員の方の目の前で「自分が貢献しているよアピール」ができることが大事なのではないでしょうか。
外資IBDの選考ですから、自分が積極的にリーダーシップをとってチームにバリューを出せるかということが求められます。うるさいだけでも駄目ですが、的確な発言をしていても、それをうまく社員の前でアピールできなければ意味ありません。
またGW中の面接も「選考と関係ない」と言われていますが、そんなはずないので、しっかりと気を引き締めて臨んでほしいと思います。選考と関係ないのに、わざわざIBDとマーケの採用責任者が全員を面談するはずありませんし、そもそも効率を重視し無駄なことを嫌う外資IBDの社風から考えても矛盾してますしね。
その後各チームプレゼンを行い、懇親会となります(懇親会ももちろん選考ですよ。名札つけてましたからね笑)。プレゼンの際はいろいろな社員さんも見に来ますので、自分が魅力的にプレゼンテーションをできること、質疑応答の質問に対して、的確に論理的に答えられることをアピールできるのが重要です。
投資銀行のイメージをつかむために読んだ本たちです。純粋に読み物として面白かったです。「サルになれなかった僕たち―なぜ外資系金融機関は高給取りなのか」はIBDを受ける人は必読でしょう。IBDの闇の部分をあぶりだされています。日本語版は絶版みたいですが、洋書はまだ購入できるようなので興味がある方は手に取ってみてください。