『愛情をかけた弁当を作ってあげたい』という気持ちが主な理由なのか。
橋下市長、出鼻くじかれる…学校給食不人気 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
橋本市長が目玉政策として掲げた「学校給食」政策が微妙な反応の模様。
今年度予算で20億円をつぎ込んだものの、開始月の九月の申込者が13.7%だそうで。
当初の予想は4割程度だったらしいですが、それが下回る気配です。
しかし予想が4割って低すぎじゃ、と思ったんですが、就学援助を受けている生徒にも(財政難のため)給食費を求めた、とあったので、まあそんなもんかなあとも思ったり。
ちなみに就学援助を受けている生徒の割合は全体の4割弱。その生徒たちが全員求職を申し込まなかったと仮定すれば、全体の6割のうち4割の生徒が申し込むだろう、と試算したことになり、まあ妥当かなあという気もします。
ちなみに、申込み数が低迷した理由として、学校関係者の見解では、「『弁当の方が好きなものだけが食べられる』『愛情をかけた弁当を作ってあげたい』とする生徒、保護者の思いが根強いとみている」らしいですが、個人的には違うんじゃないかあという気がします。
共働きとか増えてきているし、そんなつくってあげる時間はできれば節約したいでしょう。弁当持参が未だに根強いのは、そんな感情論じゃなくて、単に経済的な問題でしょう。一食300円だそうですが、年間でかかる費用を計算すると、
300円×365日×5/7(1週間の割合)×9/12(投稿する月の割合)=58,660円
6万弱ですね。決して安い額だとは思はないのですが、どうでしょうか。
財政難からいろいろ切り詰めてるらしいですが、経済的援助がなきゃやはりきびしいのでは。
まあ学校関係者的には、経済的な問題と分かっていても、それを指摘すると、予算を増やさなければらちが明かない、ということになってしまうので、一種のポジショントークだと思思いますが。
ちなみに、今年度予算20億円だそうですが、生徒浸りあたりの費用を計算すると、生徒数が約1万7500人なので、全員が求職に申し込んだとすると、
20億円÷1万7500人=114,285円/人
4割の生徒が申し込んだとすると、
20億円÷(1万7500人÷4)=457,142円/人
こんな感じですね。
まあでもこのままの割合で申込み数が推移すれば実際は生徒あたり費用はもっと高くなるわけで。
どうなるんでしょうかねえ。